こんにちは。
uzuraです。
東京バレエ団のくるみ割り人形(12/23 17:30〜)を見てきました。
大好きなダンサーである生方隆之介さんが、東京バレエ団でのくるみ割り人形王子役初抜擢ということで、気合を入れて、s席を取り見ることにしました。
人生初の最前列です‼︎
本当に気合を入れて観劇しました。
感激すぎて、終わってしまった公演を懐かしみながらブログに記録しておきたいと思います。
最前列の感想
まず、人生で初めての経験となった最前列でのバレエ鑑賞について。
前すぎても見にくいという意見も知っていましたが、隆之介さんや瑛さんといったスーパーダンサーをなるべく近くでみたいという思いで最前列を選びました。
舞台に没入でき、濃密な時間でした。
印象的だったのは、ツリーが伸びるシーン。
周りの建物も伸びているような感じで、まるで、みるみるうちに自分自身が小さくなったような気持ちになれます!
本当にすごい感覚で、さっきまで客間のシーンで温かなパーティーの場にいたはずが、グッとファンタジー世界に引き込まれるのです🎄🪄
音楽の広がりと舞台装置のトランスフォームが相まって、特別な気分を味わうことができました。
そして、雪のシーンも迫力が段違い❄️
去年は、2.3階席くらいから見ていたのですが、雪の妖精の漂う雪山に迷い込んだ感覚に陥りました。
遠くから舞台を見るというのでも、十分見えるし幸せを感じていた私でしたが、実際に初めて最前列で見ると、東京バレエ団の魅力をしっかり見れていなかったと気付かされたような気がしました。
特に1幕でも、しっかり会話をしているようにマイムをしていたり、表情が作り込まれていたり…細やかにくるみ割り人形の世界が作り上げられていたのです。
遠くから見るのも、近くで見るのも、どちらかだからこそわかることがあると思いますが、一期一会の舞台。
好きなダンサーに注目するならば前、全体を楽しむなら後めから…
人によって好みが分かれそうですね…!
1幕
近くから見ると、客間は大きくゴージャス。
立派なお屋敷で、遠くからでは気付けていなかった点にハッとしました。
東京バレエ団の皆さん、本当に楽しそうに演じていて、見ていて幸せな気持ちになりました。
中でも、華やいでいたのは榊優美枝さん。
ご婦人の役(?)で、舞台慣れされた自然な演技が素敵でした。
前方にいたせいか榊婦人のカップルが、豊かで輝いてみえたのは気のせいでしょか…笑
何やら、小さくセリフを唱えているように見えて、見ていてとても楽しかった💭
何て言ってるのか聞こえるものなら聞いてみたい。
本当に素敵な演技🌟
ドロッセルマイヤーは柄本弾さん‼︎
夢に見るドロッセルマイヤーをしっかり表現していて、よかった✨
ミステリアスなところがまた癖になります…
ネズミVSくるみ割り人形
まず、マーシャが寝ていたベットの下から出てきた小ネズミちゃんが可愛らしくて…
小ネズミをスリッパ片手にちょこちょこと追ってるマーシャが微笑ましかった☺️
ソファーの上からクッションで抵抗する演出、マーシャって感じでいいですよね💥🐀
やはり、東京バレエ団は大人数での踊りが揃っていて、おもちゃの兵隊達の踊りも見応え抜群!
くるみ割り人形の目覚め、からのマーシャ&王子のパドドゥ
本当に、隆之介王子の踊り・所作からは優しさが滲み出ていて…
フレッシュで、若々しさ・瑞々しさある王子✨🫧
グランパドシャは、パッと開いてふわっと飛んで、マネージは鮮やかに切れよく、風のように回って…
かっこよかった
パドドゥから雪の流れが最強過ぎて…
動画で見てたら何度もリピートしてる気がします。
客間までは人の世界だったのが突然雪景色に変わり、雪の精が袖からゆらゆら出てくる感じがたまらなかった🌬️❄️✨
誰1人として、力尽きることなく袖から出ては入って、飛んで飛んで…というエネルギーの必要な踊りから、しんしんと降り積もる雪の世界を感じました。
自然の過酷さと美しさがバレエという総合芸術で表現されてて、大好きなシーン!
2幕
スペイン🇪🇸
秋山瑛さんと池本祥真さんという最強タッグ💪
近くで見る瑛さんは本当にかっこよくって、今回も期待を裏切らない素敵な舞いでした…
やはり、実力者集団のなかであっても格上に見えるのが本当にすごいところ
肩周りが柔らかいのと、デコルテのラインが美しく、美麗なスペインでした。
最後のアラベスクのキープ、みてて気持ちよかったぁ✨
祥真さんもいつも素晴らしくって、パワー型かと思いきや、柔らかくてしなやかで、美しいところがすごいとつくづく感じます。
秋山さんと共に、音楽に乗りながら足を左右に上げる姿が今も脳内に焼きついています。
最後の開脚も、決まってました‼︎
アラビア
ブラウさんと菜子さんペア
本当にアラビアの踊りがぴったりのお二人。
菜子さんが舞う踊りはいつも、華やかで豪華で上質な感じがする…💎
妖艶なアラビアを我が物にして踊っていて本当に輝いていた。
高身長の2人によるアラビアは、華やかさと落ち着きを持ち合わせていて、目が離せなかった…
葦笛
最近は、葦笛は女性のみで踊られることも増えているそうですが、東京バレエ団の葦笛はしっかりパドトロワ‼︎
やっぱり、爽やかで、甘くて、かわいいパドトロワは葦笛しかない‼︎と私は思っているので、パドドゥバージョンでやってくれてとても嬉しいです。
衣装もかわいくて最高です。
ほんと、曲も踊りも大好き🇫🇷
そして、それぞれの国のお菓子の踊りを見てる王子とマーシャが、音楽にのって揺れてるのがかわいらしかった笑
花のワルツ
やはり、目立っていたのは榊優美枝さん🌸
ポールドブラがすんばらしい。
なにより、あんなに幸せそうに踊ってる人いるだろうかというほど、惹きつける力を持っている…
たくさんダンサーがいる花のワルツの場面であっても、どうしても目がいきます。
オデットがほんとにほんとに楽しみすぎて、まだ公演日が数ヶ月後なのにわくわくする…✨
楽しみにしてます!
隆之介王子と美紀姫の麗しいアダージョ
やはり、隆之介王子のエスコートは優しさと温かさ、ピュアさを感じるものがありました。
美紀さんは、とてつもなく綺麗な爪先をお持ちで、黄金の爪先と呼びたいほど…✨
小柄でありながらも、落ち着いて堂々と踊る様が印象的で、磨きのかかった『芸術』でした。
特に金平糖の精のソロが、素晴らしかった…。
場数を踏んでいる美紀さんだからこそ、初々しい隆之介王子を導き、爽やかで夢溢れるステージになったのではないでしょうか…💭
くるみのパドドゥの最後、いつも切なくなります。もう、お菓子の国が終わっちゃう感じがして…
そこで涙腺は完全崩壊でした…笑
隆之介王子のコーダでのマネージも鮮やかで…
隆之介さんのマネージは、私の心を鷲掴みにとらえてきますね…😅
まとめ
今回の公演は、私にとって忘れられないものになりました。感情が昂り、涙が溢れてくる舞台でした。きっと、隆之介さんはさらに経験を積みもっともっと上達されることと思いますが、今回の舞台の雰囲気がとても好きで、余韻からなかなか覚めることができないステージでした。ここまで、心が動くのはバレエに触れている時で、バレエが大好きであることを再認識した1日となりました。あまりにも素敵だったので、さっきまで夢の世界にいたはずの自分と、帰宅し日常へ戻った自分とのギャップにより寂しさを感じるほどです…笑
来年は、白鳥の湖で隆之介さんは王子役を演じることが決まっており、今からとっても楽しみです。
素敵なクリスマスをありがとうございます🎄💫