こんにちは。
右瑞羅uzuraです。
6/16に埼玉県にある川口リリアホールで開かれた上野水香オン・ステージに行ってきました。
2月に東京文化会館で行われた講演で大満足だったのですが、今回の公演の演目が魅力的すぎたため、全国ツアーにも行ってくることにしました。
何回見ても水香さんのガラそして、ボレロは素晴らしく、血の気が騒ぐほどに感動しました。
感想をまとめます。
今回の演目
シャブリエ・ダンス
ロミオとジュリエットよりパ・ド・ドゥ (モーリス・ベジャール)
海賊よりパ・ド・トロワ
タリスマンよりパ・ド・ドゥ
眠れる森の美女よりグラン・パ・ド・ドゥ
※これらの演目の中で今回の全国ツアーで変化があったプログラムや新たなものについて中心に感想をまとめたいと思います。
シャブリエ・ダンス
今回、水香さんが組んだのはゲストである厚地康雄さん。
安定のエスコートで息がぴったりで安心感がありました。
手足も長く、身長も高く、立っているだけでも風格を私たちへ感じさせます。
厚地さんを踊りは初めて見たのですが、風格と安定感がすごかったです✨
黒い瞳
ブラウリオ・アルバレス
ブラウリオ・アルバレスさんが振り付けを手がけた作品で、今回が2度目の上演。ロシア民謡に乗せて、ジプシーの女に魅了される男の激情、苦悩が踊りに表現された作品。舞台背景には星空のようにキラキラとライトがついていて、夜の暗がりを連想するステージ。2人ともキビキビと踊りアップテンポの勢いある音楽によって燃え上がる情熱を踊りから感じる作品でした。本当に水香さんは足が柔らかくって、たびたび高く上げる足が綺麗すぎて、長い舞踊人生の中で磨かれてきた賜物だとつくづく思います。
水香さんもブラウさんも2人ともかっこよかったです!
海賊
今回の海賊はパ・ド・トロワ。メドーラ、コンラッド、アリの3人で踊るパターン。
なんと言っても、海賊はガラ公演で非常に盛り上がる演目。本当にワクワクしていました。
メドーラ 沖香菜子
アリ 池本祥真
沖香菜子さんはふんわり華やかに繊細にメドーラを踊られていて美しかったです。
ソロでは、手や上体の使い方が巧みで丁寧な踊りにうっとり。
本当に華やかでした。
コンドラットとアリの2人は、テクニックが凄まじいことと安定感がすごかったです。
東京バレエ団の公演での池本さんを見ていてたびたび思うのですが、足をパッと開脚ジャンプするパが綺麗で、いつもハッとします。今回だと海賊の始まりのところで、くるみ割り人形では、スペインの時だったはず…💭
綺麗かつ高いジャンプ。
コンドラットの秋元さんは安心安定。
落ち着いていて、ジャンプもふんわり高く決めて、いつもすごいなとひたすら思います。
タリスマン
今回、私自身最も楽しみにしていたと言っても過言ではないこのプログラム。
秋山瑛
宮川新大
一推しダンサーの秋山瑛さんがタリスマンを踊るということで、これは絶対に見逃せないと思い全国ツアー行くぞと決断したようなものでした。
もう期待を何倍も超えてきまして、感動でゾクゾクしました✨
本当に天から舞い降りてきたお姫様というキャラクターを踊りに落とし込まれていて、表現力がすごかったです。全体的に軽々しく踊っていながら、手を柔らかく使っているので、重力という概念が認識できません。本当に、空を浮遊しながら地上へ舞い降りてきているような踊りに感嘆。
そして、柔らかに踊りながらも秋山さんは、緩急をしっかりつけていました。
長いパ・ド・ドゥでありながらも、こんこんと湧き出てくるエネルギー。
もう人間味を感じません。
新大さんがリフトし、瑛さんがパッと開脚する時の足が光が発光するみたいに瞬発的に開いた時はもう、なんてことだ…と、ひたすら凄すぎて目が離せなかった。秋山さんの踊りに対して新大さんがブレることなくサポートしているところも息が合っていてすごいと感じたところです。タリスマンの最後の曲で手を2人が内側⇨外側両方へ、揺らすふりが一振りでゆっくりしていたところも、よかったです。ゆっくりな動きでもしっかりその場が流れ、雰囲気が醸し出されるのも瑛さんと新大さんの表現力の賜物なのでしょう。
終盤の秋山さんによる回転が、フェッテとアラベスクを織り交ぜるような形で回っていて、最後までフルパワーで自信満々で踊り切る姿、素晴らしすぎました。
本当に見に行ってよかったです。
眠れる森の美女
眠れる森の美女もほんっとに素晴らしかった…。
何より、海賊で盛り上がり、タリスマンで心が高揚したあと、寛大で平和すぎるイメージの眠れる森も美女となっているわけですから、もう感動で心が震えて涙腺も崩壊します…笑
水香さんの貫禄と落ち着きと美しさとが踊りから溢れていて、これこそ世界の誇るトップバレリーナであると強く思ったステージでした。そして、相手が厚地さんということでさらに深みが増して、伝説に残るであろうステージでした。
やはり、顔の付け方や緩急の付け方がハイレベルで、自然な形で踊りの中に取り入れており、水香さんの表現力の高さに誰もが魅了されたと思います。
おっとりした印象のオーロラ姫ですが、パ・ド・ドゥやコーダでは素早く体を動かしポーズを決める様に王たる威厳を感じます。しっかり早く体をしならせるところが印象に残っています。ゆっくりなところと、俊敏にポーズを決めるところの緩急が絶妙で本当にかっこよかったです。水香さんと厚地さんが治める王国だったら安心して暮らせる!一生着いて行きます!って叫びたくなりました。
ボレロ
私は今回でボレロを見るのは3度目でした。
以前よりも、自身と力強さが増しているように見えました。
観客の私たちへ、感動やパワー、希望を与えてくれる水香さん。
今回も、赤い円卓の上で輝いていました。
何度見ても、感動は褪せることは全くなく、いつもいつも、感動して目頭が熱くなります。
本当に、これほどまでに踊りで人の心を動かすことのできるなんて…。
芸術の力の偉大さに気づかせてくれます。
水香さんの踊りを生で見られる今を、生きることができて嬉しいといつも、ボレロを見ると感じます。
まとめ
本当に、見に行ってよかったと感じる公演でした。
水香さんからまたパワーを頂いたのでまた、明日からも頑張れそうです!
そして、東京バレエ団の皆さんにも感謝でいっぱいです。
また次の公演も楽しみにしています。
おまけ
実は、オリジナルグッズを購入すると先着でプレゼントがもらえるキャンペーンがやっていました。
私は、かぐや姫の小さなファイルを購入。
かぐや姫のこのデザイン本当にかっこいいですよね!
まさか、ファイルにもなっていたとは…✨
日々、お守りのように持ち歩きたいと思います!
表裏で1幕と2幕となっていました🎋
プレゼントというのは、ダンサーのポストカードのようでした。
私が頂いたのは、今回タリスマンで大活躍していた宮川新大さんでした。
小さな死を踊っているシーン✨
また、このようなキャンペーンを実施してもらえると嬉しいです。
※個人の感想となっております。ご了承ください🙇